積読書会(仮)

積読を読む読書会「積読書会(仮)」のブログです。

【レポート】第9回オンライン読書会を開催しました

みなさま、こんにちは!

2021年6月5日(土)に、第9回「本を読まずに参加できるオンライン読書会」を開催しました。

 

簡単にこの読書会の流れを説明しますと、本を片手にご参加頂き、その場で担当箇所を読み要約します。要約後、他参加者と内容をシェアし、本全体を把握するという読書会です。

本の選定は、主催者や参加者が読みたいけど読めていない本、いわゆる「積読」コレクションから一冊を選び、みなさまのご協力で読んでいます。

さらに、本を読んだ後には、本を通じてお互いの意見や体験・経験などをシェアすることで、和気あいあいと本からの学びを深めています。

 

○日時:2021年6月5日(土)
○場所:オンライン
○本:『バッタを倒しにアフリカへ』(光文社新書
○人数:6人

 

今回の本は『バッタを倒しにアフリカへ』です。 えっ、真面目な本ですか?となりそうなインパクトの強いタイトル(と表紙)ではありますが、昆虫学者の方が執筆した研究者エンターテイメントの本です。

今回は、約370ページもある長編研究エンターテイメントを、6人の特にめちゃくちゃ昆虫が好きというわけでもないメンバーが集まり、読破に挑戦しました。

 

ポイントまとめ&シェア

『バッタを倒しにアフリカへ』は、その名の通り著者の前野ウルド浩太郎さん(昆虫学者)が、「サバクトビバッタ」(アフリカの砂漠に大量発生し農作物を食い荒らすバッタ)の研究をするため単身アフリカ・モーリタニアへ乗り込み、アフリカ現地の文化や風習、そして言葉の壁と戦いながらバッタの研究をする、という自叙伝のような作品です。

先ほども記載したように、約370ページのガッツリした新書ですが、作品の大部分は著者の面白エピソード(失敗談?)が綴られているなど、実はとても読みやすい作品です。

今回も、限られた時間で一人あたり約60ページを要約し、そしてプレゼンをしました。いつも通り参加者のみなさん全集中で取り組まれていました。

 

ダイアログ(対話)

本を読んだ後には、フリーディスカッションの機会を設けました。様々な話題が飛び交うのが、みんなで本を読む楽しみです。

 

今回は、いわゆるビジネス書のような定まった構成で書かれていない作品でしたので、どこをポイントにプレゼンをするかという、まとめ方についての話題がありました。

面白エピソードを中心にまとめるのか、それともバッタ研究の状況など章を通した要約とするのか、悩ましいところでは有りましたが、面白エピソードを削ってしまうとこの本の魅力が半減してしまう!など敏腕編集者のような話題が出たりと、とても盛り上がりました。

また、バッタについて人生でこんなに話題にしたことが無かったので、不思議とディスカッションが終わる頃にはバッタへの愛着(?)が湧いていました。(私もその後外へ出ましたが、いつもより草むらを眺める時間が増えました。)

 

いろいろな角度から本の内容を楽しむことができるのが、この読書会の醍醐味です。

 

まとめ

今回の読書会へいただいた感想をご紹介します!

 

『いそがしくて本読めないときに助けてもらってます!いつもありがとうございます。』

『前野さん,バッタ研究というかバッタに対する愛が凄い方なんだなんと表紙以上のインパクトを受けました。まとめ方は難しかったですけど,ストーリ仕立てはそれはそれなりに面白かったです。また参加させて頂きます。』

『面白かったです!まとめる達成感はいつもよりやや薄めでしたが世界は広がる、って感じでした。今日もありがとうございました。』


また、この会で選定している本の種類や読書会の進め方などについてもご意見をいただいております。みなさま、ありがとうございます!

 

最後に

今回は、新書ではありますが自叙伝のような構成の作品で、このような本を扱うのは積読書会にとっては初めての挑戦でした。

参加者の方がまとめやすいのか?エピソードの多いプレゼンは時間内に収まるのか?など、チャレンジングな会になる!と覚悟を持ってスタートしました。今回もみなさまのご協力のおかげでとてもスムーズに進行でき、かつ、みなさまの笑顔もたくさん見ることができ、嬉しく思いました。

今回は、特にこの著者の方の人柄(作品柄?)なのか、参加者の方たちが愛情のこもった要約やプレゼンをされているのを感じることができ、とても心温かい時間となりました。

 

コロナ禍で海外旅行はまだまだ先になるかとは思いますが、本を通じてアフリカの大地を感じることができる、とても開放的な作品に出会えました。新型コロナが落ち着いたら海外旅行(冒険)するぞ!という、ワクワクした気持ちにもなれました。

改めて、とても元気を頂けるこの読書会、素敵だなぁと、主催者ながら感じた次第です(自画自賛

 

今回も開催を支えてくださっている方々や運営メンバー、そして参加者のみなさまに、本当に心から感謝を申し上げます。

 

 

積読を読む積読書会は、不定期ですが開催を続けてゆきます。 この会に興味をお持ちの方は、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。

 

参加希望やお問い合わせ
https://forms.gle/r2kNLx61VQkNSekd6

 

リンク

今回の本『バッタを倒しにアフリカへ』は こちら
前回の開催レポートはこちら

 

(よ)

【レポート】第8回オンライン読書会を開催しました

みなさま、こんにちは!

2021年5月1日ゴールデンウィーク初めに、第8回「本を読まずに参加できるオンライン読書会」を開催しました。

 

簡単にこの読書会の流れを説明しますと、本を片手にご参加頂き、その場で担当箇所を読み要約します。要約後、他参加者と内容をシェアし、本全体を把握するという読書会です。

 

本の選定は、主催者や参加者が読みたいけど読めていない本、いわゆる積読」コレクションから一冊を選び、みな様のご協力で読んでいます。

 

さらに、本を読んだ後には、本を通じてお互いの意見や体験・経験などをシェアすることで、和気あいあいと本からの学びを深めています。

 

○日時:2021年5月1日(土)
○場所:オンライン
○本:『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書
○人数:10人

 

今回の本は論語と算盤』です。
新一万円札の表紙に選ばれた渋沢栄一氏の本です。最近はテレビドラマなどでも話題になっていますね!
この本はなんと、発行1916年と100年以上前のものなのです。
今回は現代語訳された本を、世代も住んでる場所も違う10人が集まり、読破に挑戦しました。

 

○ポイントまとめ&シェア

論語と算盤は新書のため見た目が薄く、さらに今回は参加人数が多かったので1人あたりのページ数(20ページ位)も少なく、楽勝ムードが漂っておりましたが、、、、蓋をあけると、かなり大変でした(汗)

限られた時間で本をまとめて、そしてプレゼンの準備をするので、毎回みなさん全集中で取り組まれています。

プレゼン中には大きめの地震があり、中断するハプニングもありましたが、参加者全員が無事なことを確認し、再開できました。

 

○ダイアログ(対話)

いくつかのグループに別れて自由に話をしました。様々な話題が飛び交い、みんなで集まって本を読む楽しみです。

今回は、「論語」と「算盤」の関係性や、道徳、国語、宗教観、著者(渋沢氏)の経歴など、様々な感想や考察、また新たな興味への発展がありました。

本の内容以外にも、まとめ作りでの図解についてや、自分の考えを人前で話すことの難しさなど、伝え方についての話もありました。

 

本の内容に加え、いろいろな角度から、書籍や読書会を楽しんで頂き幸いです!!

 

○まとめ

今回の読書会へいただいた感想の一部をご紹介します!

『ABDという読み方を初めて体験して、大変刺激的でした。渋沢栄一についてより深く勉強したいと思いました。ぜひ今後ともご一緒にさせていただければ幸いです。』

『読んだ本への意見を共有することでとても刺激を受けました。皆さんのまとめと比べながらまた自分でも読み直してみたいと思います。本の内容を深掘して話を広げていくことも初めてで、自分でも今後やっていきたいと思います。』

『今日もありがとうございました!個人的には、初めての挫折本への挑戦だったので、読み通せてうれしかったです!!ずいぶん深い内容なんだなあと改めて読み通せたことをよかったと思いました。』

『いつも「あと5分!」と思ってしまいますがそれくらいが良いのかな。効率的に読める方法を取得したいと思います。色々なまとめが見られて楽しかったです。』

『普段は自分にとって役に立つ部分を中心に読む「自分が主役」の読書なので、この読書会の「本が主役」の読み方が新鮮だった。いつもと違う読み方が刺激にもなったので「自分の読書に変化や刺激を与えたい人」には特におすすめできると感じた。自分が思いつかない意見も聞けて興味深かった。楽しい時間を過ごせたので、また機会があったら参加したい』

 

○最後に

過去最多人数10名での開催となりました。うまく進行できるか?時間管理は大丈夫か?など心配していましたが、みな様のご協力のおかげでとてもスムーズに進行でき、かつ、みな様の笑顔もたくさん見ることができ、嬉しく思いました。

まだまだステイホームが続いていますが、オンラインで楽しく過ごせて学べる(積読も消化できる!)ような活動を続けていられることに感謝しています。
開催を支えてくださっている方々や運営メンバー、そして参加者のみなさまに、本当に心から御礼を申し上げます。

 

積読を読む積読書会(仮)は、不定期ですが開催を続けてゆきます。
この会に興味をお持ちの方は、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。

 

お問い合わせはこちらから

 

リンク

今回の課題本『現代語訳 論語と算盤』はこちら
前回の開催レポートはこちら

 

(よ)

【レポート】第6回オンライン読書会を開催しました

みなさま、こんにちは!

2021年1月31日(日)に6回目となる「本を読まずに参加できるオンライン読書会」を開催しました!

この読書会では、読みたいけどなかなか進まない分厚い本や、買ったまま手が付いていない「積読(つんどく)」本を、みんなで協力して読破します。さらに、ただ読むだけじゃなく一冊の本を通じてお互いの意見や体験・経験などをシェアしあう、和気あいあいとした雰囲気です。

今回の課題本は『医師がつくった「頭のよさ」テスト』。「頭のよさ」ってテスト出来るんだ?と、貴重な休日の朝に地域の枠を離れてさまざまな場所から5名の読書仲間達が参加してくださりオンラインの醍醐味を味わえる会となりました。今回は、この読書会の内容や当日の様子をお伝えします。

※この会の進め方詳細は前回レポートをご覧ください。リンクは一番下にあります。

認知特性テスト

今回は、まず本に付いている「認知特性テスト」を全員で行いました。
といっても、この段階ではテストをするだけ。誰がどんな結果になったのかは本人だけが知っています。

ポイントまとめ&シェア

テストの後は、参加者全員で本のポイントをまとめてゆきます。いつもの課題本は「分厚い」本ばかりでしたが、今日の本は薄いし楽勝!と思いきや…実は内容がとってもボリューミー!みなさま一生懸命にまとめを作られていました。

まとめ作りの後は、本の内容をシェアしてゆきました。そして…全員の発表が終わった段階で先ほどのテスト結果を公開!さて、どんな結果だったのでしょう??

ダイアログ

チームに分かれてダイアログ(対話)をしました。本の感想や気になることなどを自由に話しながら、さまざまに理解を深めていく時間です。

テスト結果を見せ合ってみると、ある共通点が…。そして全ての特性がほぼ同得点の方、ある特性が0点になった方もいました。

今回は、特性を知ったことで長年の疑問が解けた話や、テスト結果と普段の行動の関係、学校教育や仕事にこのテストを取り入れてほしいといった話も出ました。共通するのはこの結果をどう「活かし」てゆこうか!?と盛り上がりました。

全体を通じて和気あいあいとした雰囲気が流れていました。在宅中心の生活がしばらく続いている中、オンラインでも対面に近い雰囲気の場づくりができたのかなと思っています。今回の企画が、参加者の皆様にとって良い機会となっていれば幸いです。

まとめ

開催後には、参加者のみなさまから感想やご意見をいただきました。

いただいた感想の一部をご紹介します!

今回の本もとても面白かったです!もう少し若いころにこういうことを知っておけたら、余計なストレスや摩擦を避けられていたのでは?と思うと、ほんとにどこかでこういうことを勉強する機会があるといいなと思いました。あとは自己認識が違っている気がしたので、もう一度読み直してそのずれを修正していきたいと思いました!
今回も新たな気づきがありました。複数人の視点から本を読めるのが面白いです。
最近、学習のとっかかりに関して指導する観点から考察していることがあり、認知特性は大きなヒントになりました。さっそく活動に活かしていきたいと思います。
今回自分の得意なパターンがわかったことで、自分のインプットの仕方がクリアーになったのと、相手のパターンにもいろいろあることを知れたので、アウトプットの仕方を工夫することで、より相手に伝えやすくなるというのを学びました。
いつもながら、とても貴重な時間になりました。ありがとうございます。

最後に

今回の読書会は、2021年最初の(会としては6回目)の開催でした。毎回のアンケートでいただいたご意見・ご提案など徐々に取り入れながら手探りでやっています。これからも工夫を続けながら、楽しい会にしてゆきたいと思っています。

2021年に入っても緊急事態宣言が延長されるなど、まだまだ自由に出歩きにくい状況が続いています。このような状況でも、オンラインで打ち合わせを重ね円滑な運営へのご尽力をいただいている運営メンバー、そして参加者のみなさまへ心から御礼を申し上げます。

ご案内

毎回一冊の本を読んで語り合う、この会に参加してみたいという方は、以下のフォームからお気軽にご連絡ください!

お問い合わせはこちらから!

※次回は3/13(土)の予定です。

リンク

今回の課題本はこちら
医師のつくった「頭のよさ」テスト(光文社新書)

前回の開催レポートはこちら

 

(み)