【レポート】第12回オンライン読書会を開催しました!
読書会に参加してみようとは思ったものの、どんな雰囲気なのか、参加しても大丈夫なのか。
そう悩んだ人も少なくないはずです。
そもそも、読書会ってどんなことをするのでしょうか?また、準備は必要なのでしょうか?
このレポートでは、私たち積読書会のオンライン読書会について、簡単にご紹介します。
ご参加の方には本を読み返す際の振り返りに、そうでない方は会の雰囲気を知るために、
お読みいただければ幸いです。
目次
1.読書会について
2.開催レポート
3.最後に&お誘い
1. 読書会について
第12回オンライン読書会の概要
○日時:2021年11月27日(土)9時
○場所:オンライン
○本:『考えることの科学』(市川伸一著)
○人数:7人
この会は「積読を読む読書会」、つまり「まだ読んでいない本」を読む会です。
読書会で取り上げる本は、主催者や参加者の積読リストから、毎回1冊を選んでいます。
今回は、中央公論新社の『考えることの科学』を読みました。
2. 開催レポート
この読書会は、事前準備がほぼ不要です。
用意するものは、その回の課題本と筆記用具類だけ。事前の読み込みなどは要りません。
(具体的な持ち物リストは、参加の方々へ直接ご案内しています)
今回は初参加の方がいらっしゃいましたので、
連絡事項と簡単な自己紹介の後、読書会の進め方を説明しました。
読書会のメインは、ポイントまとめとそのシェア、ダイアログ(対話)です。
ポイントまとめ&シェア
『考えることの科学』は、考えるためのツールとしての「推論」を、心理学方面から説明する本です。
「考えること」は、普段当たり前のようにしています。
でも、その「考え方」は、どのように学んだのでしょう。また、人によって考えが違うのはなぜなのでしょう?
そもそも人間は「論理的」なのでしょうか?残念ながら、その答えは「いいえ(NO)」です。
しかし、大抵の人は、自身を論理的であると思っています。なぜ、論理的でない、ということになかなか気付けないのでしょうか?そして、論理的でない私たちは、どうしたら良いのでしょう!?
また、最後のまとめの章では、この本で学んだ人間の推論や対策は、間違いを責めたり恥じらうのではなく、
「自分を向上させるための情報」として上手く使ってほしい、という著者からのメッセージもありました。
今回は、一人あたり約20ページを要約し、そしてプレゼンをしました。
ダイアログ(対話)
本を読んだ後には、フリーディスカッションの機会を設けています。
いくつかのグループに分かれて、自由に話しました。
今回、あるグループでは「アンケート」の話題が出ました。
アンケートを取る側は、経験からアンケート結果に自分の推論を重ねてしまいがち。そうならないように、どのような対策ができそうでしょうか。
他のグループでは、たまたま情報系のエンジニアが集まり、プログラミングの話をしたり、
AIの推論や、推論を用いたウイルス対策、情報セキュリティの話題でも盛り上がっていたそうです。
この読書会でしている本の読み方やまとめ方のコツの話もありました。
この他にもさまざまな話題がありました。
毎回、様々な話題が飛び交うのも、同じ本をみんなで読む楽しみの一つです。
対話を通して、さまざまな視点から本の内容をさらに掘り下げたり、広げて楽しめるのが、この読書会の醍醐味です。
まとめ
今回の読書会へいただいた感想の一部をご紹介します!
・今回もとても楽しかったです。いつも安全・安心の場で楽しく学びを深めたりいろんなお話をできることを幸せだなぁと感じます!
・初めは、普段活字を読まないので不安でしたが、丁寧な導入と練習があり助かりました。発表後は、普段聞けないジャンルの話が聞けて楽しかったです。
・難しそうな本もみんなで分担して読むと読めてしまう(感じがする)のが楽しいです。再読するポイントがつかめた感じがします。
・難しい本でしたが、これこそ読書会でしか出合わない本、という感じで楽しかったです。他の方のまとめ方を見ても勉強になりました。
・読解力、まとめる力のいい訓練になると思います。何度も挑戦してレベルアップしていきたいです!
この他にも、会をより良くするためのご提案などもいただきました。
ご意見はすべて拝見しております。みなさま、ありがとうございます!