積読書会(仮)

積読を読む読書会「積読書会(仮)」のブログです。

読書会の流れ

読書会の大まかな流れです。
多少順番を入れ替えたり、変更したりすることはあります。
休憩は適宜挟みます



(1) 集合、自己紹介
連絡事項の案内と、お名前などの簡単な自己紹介を行います。

(2) 進め方の説明
読書会の流れや説明を行います。

(3) 本の分担決め
本のどのパートを誰が読むか、を決めます。

※初参加の方の担当箇所がトップやそれに近い順にならないようにしています。
(数名の発表を聞いて雰囲気をつかんでからの方がやりやすいと思われるため)

(4) まとめ作り
各自で、本の担当パートを読み、まとめを作ります。

(5) 各自、自分の担当パートについて紹介・説明する

(6) フリートーク
担当したパートや発表内容について質問や感想を述べ合うなど

(7) 連絡事項など




以上

【レポート】第11回オンライン読書会を開催しました!

みなさま、こんにちは!

2021年10月2日(土)に、11回目の「本を読まずに参加できるオンライン読書会」を開催しました。

 

この読書会では、事前の本の読み込みはいりません。本をお手元に用意するだけで参加できます。
当日の時間内で分担して読み、読んだ内容をシェアしあうことで、本の全体像を把握できます。さらに、本を読んだ後にはフリートークの時間もあり、毎回1冊の本からの学びを和気あいあいと深めています。

本を読む時間が確保しづらい方や積読が増えて消化したい方、一人で本を読み切るのが苦手な方、また本の感想を語り合いたい・意見を聞いてみたい方などにぴったりです。

本の選定:ジャンル等は一切決めていません。主催者や参加者が読みたいけど読めていない本、いわゆる「積読」コレクションから一冊を選んでいます。

 

第11回オンライン読書会の概要

○日時:2021年10月2日(土)9時
○場所:オンライン
○本:『「かわいい」のちから』(入戸野宏著)
○人数:7人

 

開催レポート

今回の本『「かわいい」のちから』は、大学の心理学教授が、『かわいい』を『実験心理学』を用いて探る科学の本です。

 

さて、世の中には「かわいい」が溢れています。かわいいブームも定期的に起きているように思いますが、言葉としては既に市民権を得ているように感じます。実は、私の将来の目標も「かわいいおばあちゃんになる」ことなのですが…

ところで、この「かわいい」とは何を表しているのかと聞かれたら?

…うーん、かわいいって、何なのでしょう?

そんな「かわいいの謎」に迫る本に、7名の「かわいい」を目指しているかもしれないメンバーが集まり、読破に取り組みました。

 

ポイントまとめ&シェア

『「かわいい」のちから』は、「かわいい」を様々な視点から探っていく本です。

 

日本における「かわいい」の歴史から始まり、言葉のイメージや性別・年代別の意識の違い、似た意味を持つ他の言葉との関係などが示されています。
また「かわいい」がもたらす効果、応用事例やマーメティングとの関係、最新の研究の話題もありました。

 

どの章もデータや事例を交えて客観的に説明されていました。
写真やグラフ、図解もふんだんに使われています。情報量はやや多めですが、目で見て楽しみながら読める本だと思います。

 

かわいいものが好き・興味をお持ちの方はもちろん、論理的に「かわいい」を考えてみたい、本質を知りたい、という方にもお勧めの一冊です。

 

今回も、限られた時間で一人あたり約30ページを要約し、そしてプレゼンをしました。

 

ダイアログ(対話)

本を読んだ後には、フリーディスカッションの機会を設けています。毎回、様々な話題が飛び交うのも、同じ本をみんなで読む楽しみの一つです。

 

今回出てきた話題のいくつかをご紹介します(順不同)

・彼女が喜ぶ「かわいい」を理解したいという切実な話
・かわいいの作り方の話。ロボットやキャラクター、化粧の技術(!)など
・男性と女性の「かわいい話」の内容の差について
・かわいいと感じるポイントが他人と違っていた話
・自分がかわいいと思うものを見つける方法、増やす方法
など

身近なのに人それぞれ異なる「かわいい」を中心に、さまざまな話題が飛び交いました。

 

対話を通して、様々な視点から本の内容をさらに掘り下げたり、広げて楽しめるのが、この読書会の醍醐味です。

 

まとめ

今回の読書会へいただいた感想の一部をご紹介します!

楽しかったです!
普段読まない本ではありましたが、テーマとしては興味ありで参加させてもらいました。ちょっと学問的な小難しい内容ではありましたが、皆で対話することで楽しく学びにもなりました!

読書もさることながら、皆との意見交換がとても楽しかったです。
かわいい、という大きなテーマに対して色々な角度から意見が言い合えたことが学びになりました。

今回も楽しい会をありがとうございました。

課題図書の「『かわいい』のちから」は、自分ではおそらく手に取らず、かといって全く興味がないわけでもなく、そういう意味で程よい距離感で新しい視点を提供してくれる本でした。

また、限られた時間で読み込み+資料まで作る本のまとめパートは今回もいい頭の刺激になりました。今回も納得できるレベルにまとめられず悔しかったので、またどこかで参加してリベンジしようと思います笑

雑談・意見交換パートも「かわいいは人それぞれ」というのが雑談を通して実感できて良かったです。
みなさんのお話をお供に、自分の担当以外のパートも読んでみる予定です。

楽しい時間をありがとうございました!

初司会で緊張しました。が、知った顔触れもいることで安心して司会できました。ありがとうございます。

「かわいい」って何気なく使ってますが、改めて何気なく使っていいフレーズだということを感じました。積極的に使っていこうと再度決意しました。

私の場合は、普段は当たり前に使っている言葉でも、改めてその意味や使い方を捉え直そうとしてみると、ぐっと自分の世界が広がるのを感じました。

今回も、新たな試みをいくつかしておりました。もっと工夫できそうに思うことは毎回山のようにあり、実際にどうしたら良くなるのだろうか?と試行錯誤しております。

いただいたご意見はすべて拝見しております。みなさま、ありがとうございます!

 

最後に

今回は、メジャーなのによくわからない「かわいい」を知ることが出来るこの本を、ようやく読むことができました。

 

この会は、自分もまだ読んでない本を読むので、読んでみてどうなるかは毎回のお楽しみです。運営としてはみなさまの反応が気になるところでもありますが、対話が盛り上がると、開催して良かったと心から思えます。

私も、かわいいおばあちゃんになる為、改めてこの本を読み直し、着々と準備を進めてゆきたいと思っています。

 

季節の変わり目、学びの秋に、1冊の本から学びを得られるこの読書会を開くことができました。
開催を支えてくださっている方々や運営メンバー、そして参加者のみなさまに、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました!

 

 

お誘い

積読を読む「積読書会」は、不定期に開催を続けてゆきます。次回は今のところ11月頃を予定しています。

この会に興味をお持ちの方は、以下のフォームからお気軽にご連絡いただくか、運営メンバーにご連絡ください。

 

お問い合わせはこちら(下のURLをクリックしてください)
https://forms.gle/r2kNLx61VQkNSekd6

 

書籍リンク

www.kagakudojin.co.jp

 

 


(み)

【レポート】第10回オンライン読書会を開催しました!

みなさま、こんにちは!

2021年8月14日(土)に、記念すべき第10回「本を読まずに参加できるオンライン読書会」を開催しました。(スイート10です😊)

 

この読書会は、事前に本を読まずに参加できます。忙しくて本を読む時間がない、一人では本の最後まで読みきれない、本を読んで感じたことを誰かに喋りたい方にぴったりです。

 

この会の流れを簡単に説明しますと、
本を片手に参加頂く→分担してその場で読む→読んだ内容をシェアしあう→本の全体像を把握できる!という読書会です。さらに、本を読んだ後にはフリートークの時間もあります。毎回、1冊の本からの学びを和気あいあいと深めています。

 

本の選定には、ジャンル等は一切決めず、主催者や参加者が読みたいけど読めていない本、いわゆる積読コレクションから一冊を選んでいます。

 

第10回オンライン読書会の概要

○日時:2021年8月14日(土)9時
○場所:オンライン
○本:『世界からコーヒーがなくなるまえに』(青土社
○人数:6人

 

開催レポート

今回の本『世界からコーヒーがなくなるまえに』を積読していたのは、このレポートを書いている私でした!!

 

私はコーヒーが大好きです!大好きなコーヒーの本ですが、ずっと前半で止まっていました。この本で、いやコーヒーの本でこの読書会ができるなんて…!いつも以上に気合いたっぷりに参加しました。このレポートを書く作業にも自然と気合が入っております。(いやいや、いつも手を抜いてませんよ!) 

 

この本には、紙版と電子版があります。いずれも、山吹色(やまぶきいろ)の装丁に、コーヒーチェリーが描かれた素敵なデザインの本です。コーヒーを通じて世界を学ぶ本に、6人のコーヒー好き(たぶん?)のメンバーが集まり、読破に取り組みました。


ポイントまとめ&シェア

『世界からコーヒーがなくなるまえに』は、コーヒー生産に関わる方の視点から、今の世界の状況が描かれている作品です。

  • コーヒー産地で有名なブラジルの歴史、
  • サスティナブル(持続可能)な生産に向けて、著者達の取り組みの経緯や経過、
  • コーヒーが育つ土壌や精製方法などの専門的でマニアックな話、
  • さらに、『コーヒー』という一つの商品から見ることができる大量生産・大量消費が及ぼす経済や環境の話 など

カジュアルな装丁からは想像のつかない、振り幅のとても大きな作品でした。

 

コーヒーは農産物ですが、今の大量生産を続けていれば○○年後には気軽に飲めるものではなくなるなど、衝撃的な内容にも触れていました。コーヒー好きの方だけではなく、経済問題や環境問題に興味のある方にもお勧めの一冊です。

 

今回も、限られた時間で一人あたり約40ページを要約し、そしてプレゼンをしました。
参加者のみなさん、今回も集中して楽しまれていました。

 

ダイアログ(対話)

本を読んだ後には、フリーディスカッションの機会を設けています。毎回、様々な話題が飛び交うのも、同じ本をみんなで読む楽しみの一つです。

今回は、コーヒーの味の話(砂糖を入れてないのに甘いコーヒーや、とある果物の味がするコーヒーなど)、コーヒーを含むさまざまな業界のサスティナビリティ(持続可能性)について、はたまた、モノやサービスに対する日本人の価値基準の話など、多岐にわたる話題が飛び交いました。

対話を通して、様々な視点から本の内容を楽しむことができるのが、この読書会の醍醐味です。

 

まとめ

今回の読書会へいただいた感想をご紹介します!

とても楽しく学びの深い場でした。ナチュラルにお互いを尊重し合う場の雰囲気から、ABDの質の高さまで感動しっぱなしでした!後半の感想や対話の時間が長くとられているのもすごく良かったです。幸せな時間を過ごすことができました。ありがとうございました!!またぜひ参加させていただきたいです

毎回バラエティ豊かな本をお題にしていただき、とてもありがたいです。自分では選ばない(というか、見つけられない)本が多いので、とても助かってます!

関連する本の情報が集まって楽しいですね
毎回、課題本から派生する発想がいろいろあって勉強になります

 

また、この会で選定している本の種類や読書会の進め方などについてもご意見をいただきました。
いただいたご意見はすべて拝見し、出来そうなところから試したり取り入れさせて頂いています。みなさま、ありがとうございます!

 

最後に

冒頭にも書きましたが、今回は、私が自宅で寝かせてじっくり熟成させていた本を、この機会にようやく読むことができました。

読んでない本をお勧めして読書会で取り入れてもらったので、採用してもらった身としては少しドキドキして参加しました。誰かの積読を読むのも、自分の積読をみんなで読むのも楽しい。みなさま本当にありがとうございました。

 

普段、コーヒーの淹れ方などを伝えたりしている自分ですが、改めて限りのある貴重な命をいただいていることを実感することができました。
ここでいう命とは、コーヒーを育む土壌の恵みであり、また生産者の方が時間をかけて育ててくれたものであり、多くの方が手前と時間を惜しみなくかけて届けてくれた、まさにみなさんの命の結晶であるということです。

今後コーヒー業界で仕事をしたいと考えている自分にとっては、改めて深いところでコーヒーを考えるきっかけとなリました。

 

お盆の最中、とても良い学びの場になるこの読書会って素敵やん(自画自賛失礼しました)。今回も開催を支えてくださっている方々や運営メンバー、そして参加者のみなさまに、心から感謝を申し上げます。

 

お誘い

積読を読む積読書会は、不定期に開催を続けてゆきます。次回は今のところ9月~10月頃の予定です。
この会に興味をお持ちの方は、以下のフォームからお気軽にご連絡ください。

 

参加希望やお問い合わせ
https://forms.gle/r2kNLx61VQkNSekd6

 

リンク
『世界からコーヒーがなくなる前に』(青土社)

(よ)